「探す」から「つながる」へ
こんにちは。名古屋でリンパ浮腫治療院をしているかなな治療院の西村佳奈です。
先日、ねぎたみつよさんが東海地方のがん患者さんのために作られたホームページを作られたことを知りました。https://tunagarecancercafe.wixsite.com/tunagare-cancer-navi
ねぎたさんは2015年に悪性リンパ腫と診断され、その後、治療や再発、甲状腺がんの手術など、長く病気と向き合ってこられました。
その間には、気持ちが沈み、家から出られなかった時期もあったそうです。
周囲からの「大丈夫」「がんばって」という言葉さえ、つらく感じることもありました。
そんなねぎたさんにとって、一つの転機になったのが、がんセンターで同じように病気と向き合う人たちと出会ったことでした。
病気のことを分かってくれる人がいる。
治療のつらさを知っている人がいる。
「自分だけではない」と感じられたことから、少しずつ病気との向き合い方も変わっていったそうです。
そして、さまざまな経験を重ねる中で、
「私はどうしたいのか」
と、自分自身に問いかけるようになりました。
必要な情報を知り、医師と話し、自分で考えて選ぶ。
その経験から、ねぎたさんは「情報を知ること」の大切さを感じてこられたのだと思います。
今回作られたホームページのテーマは、
「探す」から「つながる」へ。
がん患者さんが必要な情報を見つけるだけではなく、人と人、地域と地域、そして想いと想いがつながる入口になれば、という願いが込められています。
ホームページは、多くの方に助けてもらいながら、試行錯誤を重ねて形にしていかれました。
途中で作り直すことになったり、思うように進まなかったりすることもあったそうです。
それでも、これまでつながってきた方々や、患者さんのための場をつくっている主催者の方々の協力を得ながら、少しずつ情報を集めていきました。
ねぎたさんが大切にしている言葉があります。
「情報を知る、知らないで人生の選択が変わる」

だからこそ、ホームページでは、ねぎたさん自身が良い、悪いを決めるのではなく、情報そのものを届けることを大切にされています。
知ったうえで、何を選ぶのかは、その人自身。
私は、その考え方が心に残りました。
リンパ浮腫の患者さんと接していても、「知らないこと」が不安につながっている場面があります。
どこに相談したらいいのだろう。
こんなことで相談してもいいのだろうか。
自分と同じように悩んでいる人はいるのだろうか。
そんなとき、必要な情報をひとつ知ることで、少し先が見えることがあります。
そして、人とつながることで、少し安心できることもあります。
ねぎたさんのホームページのお話を聞きながら、かなな治療院で大切にしている
「不安な時間を安心の時間へ」
という言葉を思い出しました。
不安をすべてなくすことはできなくても、必要な情報につながるお手伝いはできる。
安心して話せる場所になることもできる。
ねぎたさんは、ホームページという形で。
私は、リンパ浮腫に悩む方と向き合うという形で。
そして、その周りにも、それぞれの形で誰かを支えている方がいます。
一人ですべてをする必要はなくて、人に助けてもらいながらできることもある。
そして、そのつながりが、また次の誰かにつながっていく。
ねぎたさんのホームページからそんなことを感じました。
自分にできることを、自分にできる形で。
その小さな積み重ねが、誰かの「探している時間」を、「つながる時間」に変えていくのかもしれません。
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