デリケートゾーンのむくみのお話

こんにちは。愛知県名古屋市でリンパ浮腫ケアをしているかなな治療院の西村佳奈です。

婦人科系のがん治療などで骨盤内のリンパ節に影響が出ると、脚だけでなくデリケートゾーンや下腹部がむくむことがあります。他の部位のむくみと違って人に相談しにくく、どうケアすれば良いか分かりにくいというお声をよくお聞きします。今日は、ご自宅でできるセルフケアの工夫について一緒に考えていきます。

デリケートゾーンのむくみ、どうやって見分ける?

むくみのサインは、デリケートゾーンに張りや膨らみを感じる、皮膚が硬いように感じる、重だるさや不快感がある、お小水がまっすぐ出にくい、といった変化があれば、むくみが起きている可能性があります。むくみの流れ込み方には、足からの逆流タイプと、お尻からの流入タイプがあります。

対策として医療用のリンパ浮腫用ガードルや、リンパ浮腫用のスポンジを患部に当てるという方法があります。市販のガードルを使う・デリケートゾーンに生理用ナプキンほどの大きさに折った布を入れて圧迫する工夫もできます。

市販のガードルを選ぶときは、いくつかポイントがあります。ウエストのゴムは幅広で締め付けの柔らかいものを選ぶと、お腹の渋滞を防ぎ、心臓の方向への流れを促してくれます。鼠径部(脚の付け根)はゴムの段差が少なく食い込まないものがおすすめです。ここが締め付けられると「ダム」のようになり、循環を妨げてしまいます。サイズはむくんでいる部分を適度に圧迫できているかを確認し、素材は綿混など通気性の良いものを選びましょう。

毎日のスキンケアと感染予防

低刺激のせっけんでこすらず優しく洗い、大陰唇の外側を中心に保湿します(膣内は避けましょう)。通気性の良い綿素材の下着を選ぶことも大切です。赤みや熱感、水ぶくれがないか毎日ご自身の目で観察する習慣をつけてください。蜂窩織炎などの感染につながることがあるため、早めの気づきが安心につながります。

姿勢や運動でできる工夫

1時間に1回は立ち上がり、軽く歩いたり股関節やお尻を動かしたりしましょう。仰向けで休むときはお尻から腰にタオルを入れて骨盤を心臓より高くし、うつ伏せのときは下腹部に柔らかいパッドを挟んで体重で優しく圧迫すると良いでしょう。

Q. このセルフケアだけで良くなりますか?

A. セルフケアは症状を穏やかに保つための工夫のひとつです。症状の変化や不安な点があれば、必ず主治医やリンパ浮腫セラピストにご相談ください。

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