加圧ソックス、皮膚にやさしい脱がし方のコツ
こんにちは。愛知県名古屋市でリンパ浮腫ケアをしているかなな治療院の西村佳奈です。
前回はハイソックスの履かせ方についてお伝えしました。せっかく上手に履けても、脱がすときに慌てて力任せに引っ張ってしまうと、思わぬ肌トラブルにつながることがあります。今日は、脱がすときのコツについて一緒に考えていきます。

無理に引っ張らないことが一番のコツ
加圧ソックスは、脱がすときも力任せに引っ張ると、生地が皮膚をこすってしまうことがあります。特に高齢の方は皮膚が薄く、乾燥しやすい状態になっていることが多いため、少しの摩擦でも赤みやスキン・テア(皮膚が裂けるような小さな傷)につながりやすいのです。「たかが靴下」と思わず、脱がし方にもひと工夫加えることで、肌への負担をぐっと減らすことができます。
スルリと脱がせる手順
まず上端から足首まで、生地を一気に引き下げます。次に足首のところに親指を引っ掛けてかかとを抜き、そのまま裏返しにしながらスルリと引き抜きましょう。この順番で行うことで、摩擦で皮膚をこすることなく、スムーズに脱がすことができます。
爪が長い方や、手指に力が入りにくい方は、生地をつまむ際に爪を立てないよう、指の腹側を使うようにすると、皮膚を傷つける心配がより少なくなります。両足とも同じ手順で行い、片足ずつ落ち着いて進めることも大切です。
脱がすタイミングも大切に
加圧ソックスは、基本的には入浴前や就寝前など、一日の終わりに脱ぐことが多いかと思います。長時間同じ状態で圧迫が続いていると、脱いだ直後は皮膚がふやけていたり、跡が強く残っていたりすることがあります。時間に余裕のあるタイミングで、焦らず脱がすようにしましょう。
脱いだ後は肌の様子も確認を
着用中は、赤みやかゆみが出ていないか、様子を見ておくことも大切です。脱いだ後に跡が強く残っていないか、皮膚に変化がないかも合わせて確認しておくと安心です。特に乾燥する季節は、脱いだ後に保湿クリームなどで肌を整えておくと、翌日また履くときの摩擦もやわらぎます。
Q. 毎日必ず様子を見る必要がありますか?
A. 食い込みがないか、皮膚が赤くなっていないかを見ていただくと、安心につながります。
Q. 脱いだ後、跡がなかなか消えません。大丈夫でしょうか?
A. 弱圧ハイソックスであっても、長時間の着用で軽い跡が残ること自体は珍しくありません。多くは時間とともに自然に消えていきますが、跡が消えにくい、赤みや痛みを伴う場合は、サイズや圧迫圧が合っていない可能性もありますので、一度ご相談いただけると安心です。
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